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ATLAS Asia Clinical Trials Network for Cancers Project
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HARMONY試験

HARMONY試験 logo

お知らせ

研究概要

HARMONY試験とはATLASプロジェクトの一環としてアジアの施設と共同で、根治治療後も残存する微小ながん(微小残存病変)について研究する試験です。
術前化学療法の後、手術が予定されているHER2陽性乳がん患者さんを対象に定期的に採血をして血中の循環腫瘍DNA (ctDNA)の有無を検査します。血中の循環腫瘍DNA (ctDNA)の有無を検査イメージ
患者さんの血液や尿などの体液を用いてがんのゲノム検査を行う方法をリキッドバイオプシーといいます。この方法を用いることで、従来の生検よりも低侵襲かつ速やかに結果が分かるようになりました。中でもctDNAを用いた検査はがんの早期診断や微小残存病変の検出、治療後のモニタリングや、再発時の遺伝子異常の検出として臨床応用が研究されています。
本試験は根治治療後のctDNAの有無が再発と相関するか否かを研究するとともに、アジアの乳がん患者さんの遺伝情報を解析することを目的としています。本試験によりリキッドバイオプシーの有用性が確認されれば、将来的には微小残存病変の有無によって術後補助療法を追加あるいは省略するといった個別化医療が可能になると考えられます。また、再発を早期に予測し、がんの遺伝子異常に基づいた治療が行われることも期待されます。

名称の由来

本試験は「Asian multicenter prospective study in HER2 positive early breast cancer for detecting minimal residual disease by circulating tumor DNA analysis with neoadjuvant chemotherapy」の略称として下線の文字を合わせて「HARMONY試験」と称しております。
HARMONYという言葉には、アジア諸国と共同でがん治療についての研究を推進していくべく、調和を図っていきたいという思いが込められております。

ClinicalTrials.gov registration number

NCT05433753

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