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皮膚悪性腫瘍最近の治療の進歩

山﨑直也

悪性黒色腫(メラノーマ)は主に皮膚に発生しますが東アジア人では約20%が粘膜原発です。皮膚腫瘍科は皮膚原発に加え粘膜原発メラノーマの進行例も集学的に治療する、いわば“メラノーマ科”です。当科はアジアでも有数のhigh volume centerであり、2023年度は年間148例のメラノーマ新患を受け入れ治療成績の向上に努めるとともに術後補助療法及び進行例の新薬開発を行っています。

日本では皮膚がんは希少がんですが各種皮膚がんの患者数は20年前に比べ軒並み4-5倍に増えています。我々は内視鏡医と協力した肛門パジェット病の手術開発の試みや、放射線治療医と共にBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)の臨床試験を行うなど拡大手術に代わる個別治療、低侵襲治療の開発を行っています。

メラノーマ以外の進行皮膚がんはさらに患者数が少なく治療法が限られていましたが最近免疫チェックポイント阻害薬が効くことがわかりました。皮膚がんの治療開発は新しい時代を迎えさらに治療成績の向上が期待されています。

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