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悪性脳腫瘍の集学的治療:覚醒下開頭腫瘍摘出術と術中MRI、治験、臨床試験

成田 善孝 / 高橋 雅道

2023/11/1

グリオーマや転移性脳腫瘍などの悪性脳腫瘍の治療において、外科的摘出は極めて重要な役割を担っています。脳は手足を動かす、会話をするなどの非常に多彩で重要な機能を持っています。そのため、術後に患者さんの生活の質(QOL)を低下させずに最大限の治療効果を得るためには、脳の機能を温存しつつ同時に可能な限り多く腫瘍を摘出する必要があります。当科が特に積極的に多くの患者さんを受け入れて行っている手術が覚醒下開頭腫瘍摘出術です。この方法により、患者さんは手術中に覚醒して脳機能をチェックしながら腫瘍の摘出術を受けることができ、神経症状を悪化させずに最大限の腫瘍摘出が可能になります。患者さんの言語は日本語だけでなく英語でも対応が可能で、その他の言語でも受け入れ可能な場合があります。この手術のために有益な装置が術中MRIです。当院ではほぼ全ての開頭腫瘍摘出術に対して術中MRIによる摘出腫瘍の評価を即時的に行っています。これにより追加切除が可能になり、安全な摘出率上昇を達成しています。また、術後の治療についてもエビデンスに基づいた標準治療はもちろん、科学的に行われる様々な臨床試験、治験を行っており、国内随一の悪性脳腫瘍治療専門施設として患者さんの選択肢を広げるよう努力しています。

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