高難度症例への腹腔鏡・ロボット手術の導入
松井 喜之
2023/10/1
我々は、日ごろ泌尿器・後腹膜腫瘍の手術を主に担当しておりますが、標準手術ではどんどん腹腔鏡手術・ロボット支援手術の割合が増えています。標準手術において、腹腔鏡手術・ロボット支援手術の低侵襲性は開腹手術に比べて非常に優れており、我々はその技術をより難易度の高い手術にも応用すべく日々活動しております。これまでに腹腔鏡下後腹膜腫瘍摘除や放射線治療後のロボット支援前立腺全摘術・膀胱全摘術など高難度な症例にも安全な手術が行えることがわかってきており、今後さらに患者さんが選べる治療選択肢がひろがることが期待されます。