呼吸器外科診療科紹介
吉田 幸弘
2023/7/1
2022年度の手術総数は736件、そのうち原発性肺がんは649件でありました。
原発性肺がん手術件数は、統計データがある2002年度以降一貫して全国最多となっております。
肺のCT検診の普及などによって、早期に肺がんが見つかる人が増え従来のように肺を大きく取らずに、できる限り機能を温存する縮小手術(区域切除)を積極的に行っています。原発性肺がん手術件数だけでなく、肺がんに対する区域切除症例数も全国最多となっております。
当院における標準的な肺癌手術は所要時間約2時間、出血量50ml以下です。手術翌日より経口摂取および歩行可、また手術から退院までの期間の中央値は4日、入院期間は6日となっています。入院期間が短く、早期の社会復帰が可能となっています。