Urology
診療について
国立がん研究センター中央病院泌尿器・後腹膜腫瘍科では、前立腺がんをはじめとした頻度の高い泌尿器がんから、副腎がんのように非常にまれながんや、担当科がはっきりしないことが多い後腹膜肉腫まで、すべてに対する外科治療を6名のスタッフ医師と3名のレジデント医師、計9名で行っています。
当科が担当する代表的な疾患名
分類 | 疾患名 |
---|---|
比較的多いがん | 前立腺がん、 膀胱がん、 腎がん、 腎盂尿管がん(上部尿路がん) |
希少ながん | 副腎がん、褐色細胞腫、尿道がん、精巣腫瘍、陰茎がん |
その他 | 後腹膜肉腫 |
泌尿器・後腹膜腫瘍科の特徴
ワンストップ診療(集学的治療)
早期がん・進行がんにかかわらず、泌尿器・後腹膜腫瘍の診断・治療の選択でお悩みの場合の相談窓口として当科を幅広くご利用いただくことができます。なぜなら、我々は腫瘍内科、放射線診断科、放射線治療科などと緊密に連携し、手術にかぎらず患者さん一人一人の状況にあった治療を提供することを心がけているからです。当科では主に手術療法を用いた治療をいたします。
高難度治療
これまでに難しいタイプの泌尿器科がんや後腹膜肉腫の治療を数多く経験しています。これらの知見を生かして、「難治性」と言われる病状の方々にも、可能な限り根治を目指した治療を模索しています。
ロボット支援下手術
泌尿器科は高齢患者さんが多い特徴があります。そのため手術は身体への負担を小さくすることを目標として腹腔鏡手術やロボット手術を積極的に導入しています。そして、治療後に通常の日常生活がスムーズに送れるよう早期の復帰を心がけています。
The Introduction of Laparoscopic and Robot-Assisted Surgery for Complex Cases

Yoshiyuki Matsui
2023/10/01