がん治療について
がんに対する治療は日進月歩の発展を見せています。特に近年は、ゲノム医療と呼ばれる個別化医療により、安全で効果的な治療が可能となっています。 我々国立がん研究センター中央病院はゲノム医療を担う国立の医療機関としてアジアの皆様と共に、治療、研究、医療者育成に全力を尽くします。

がんゲノム医療って何?
がんゲノム医療とは、がんの組織などを用いて遺伝子異常を網羅的に調べ、一人ひとりの体質や病状に合わせて治療を行う医療のことです。従来はがんのできた場所(臓器)によって治療が決められていましたが、がんゲノム医療ではそれぞれの遺伝子異常にあった治療が行われます。
医師主導治験って何?
皆さんや皆さんのご家族が病気になった時、病院や薬局でもらった薬で、その病気が治ったり、症状が楽になったりした経験があると思います。それらの薬が患者さんの手元に届くまで、どのような旅をしてくるかご存じでしょうか? このページでは治験・臨床試験についてご説明します。
なぜ、今、アジア?
国立がん研究センター中央病院はこれまで、欧米や韓国、台湾、香港、シンガポール等と臨床研究の分野で緊密なパートナーシップを築いてきました。ATLASプロジェクトでは、こうした国に加えて、タイ、マレーシア、ベトナム、フィリピン、インドネシア等のアジア各国へも連携先を拡大して、がんの治療開発に取り組んでいきます。
ATLASネットワークとは?
国立がん研究センター中央病院はこれまで欧米や、韓国、台湾、シンガポール、中国(香港)と良好な関係を築いてきました。今回、アジアにおける抗がん薬開発に関する共通の課題を解決するため、タイ、マレーシア、ベトナム、フィリピン、インドネシアの5か国にも、そのネットワークを拡げることになりました。これら新たに参加した国々をATLAS参加国と呼んでいます。
国際診療とは?
国立がん研究センター中央病院はNewsweek誌の “World's Best Specialized Hospitals 2021” Oncology(腫瘍学)部門に選出されました。がん治療・研究のリーディング・ホスピタルとして日本のがん医療を牽引するため、全ての臓器のがんにおいて医療技術を継続的に刷新し、豊富な症例数の実績に裏打ちされた、質の高い医療をご提供しております。

