ATLASプロジェクト教育統括　秦 友美

ATLASプロジェクト教育部門長　秦 友美

臨床試験は、医師だけではなく、CRC、看護師、薬剤師、臨床検査技師などの、多職種のスタッフによる「臨床試験チーム」で実施されます。
それぞれのスタッフが、専門性を生かし、臨床試験のさまざまなタスクを遂行するためには、臨床試験に関連するあらゆる知識のアップデートが不可欠です。
がん領域においては、細胞障害性抗がん剤から、分子標的治療薬剤および免疫チェックポイント阻害薬といった薬剤の開発が主流になり、特に早期試験のデザインが大きく変わりました。さらにはがんの臓器別でなく、遺伝子異常別の治療開発にシフトしています。
このような状況を踏まえて、ATLAS教育プロジェクトでは、“がんCRCプログラム”、“がんゲノム医療プログラム”、“がん第I相試験プログラム”の3つのがん臨床研究に関連した教育プログラムを策定しました。
それぞれの講義をICRwebにてe-learningとして公開致します。さらに、実際にアジア地域の臨床研究に従事する医師や研究者、CRC、検査技師等を当院で受け入れ、実践的な実地トレーニング（OJT）を提供します。
ご興味のある方は、ぜひATLAS教育プログラムへご参加頂きたいと思います。