Head and Neck Surgery
診療について
当科の起源である国立がんセンター中央病院頭頸科は病院の開設当時から存在しておりましたが、1992年に当センターの東病院が千葉県柏市に設立された後、病院間の分業化のため一旦中央病院の入院診療を中止しその機能を東病院にすべて移した経緯がありました。しかしながらその後中央病院での頭頸部診療の必要性が再度高まってきたため、再びスタッフを徐々に増員した結果、2022年現在では医師10名を擁し、非常に多くの頭頸部がんを扱う施設の一つになりました。また頭頸部がんの診療においては他科の医師や幅広いメディカルスタッフによるチーム医療が必須でありますが、当院では頭頸部・食道内科、放射線治療科、形成外科、歯科など関連する多くの科と密接な協力関係を築いており、また嚥下障害の専門看護師を中心とする看護師を始め、薬剤師・言語療法士・栄養士・社会福祉士などを加えた総合的な医療が行われております。